介護に適した住まいづくりのメリットについて

介護というのはこんなにも大変なものなのか、とつくづく痛感しているここ数年、思い切って両親と一緒に暮らす今の家から出て、介護を専門家に頼むのもよいのかもしれない、と考えるようになってきました。その一方で、親を見捨てるようなこともできないし、何とか今の住まいを介護に適応させるにはどうすべきかを考える他ない、とも思うようになっています。我が家はスペース的にはそれほど狭くはないのですが、問題は構造です。縦に高い3階建てということもあって、1階にトイレ、キッチン、お風呂というところへ、2階からの部屋の行き来がむずかしい人が出てきたのが最大の難点です。
介護が必要になった場合、普通はポータブルトイレを使うことが多く、我が家でも姉が手続きをしてきちんとポータブルトイレを準備してくれたにも関わらず、父親が頑として使おうとせず、1階のトイレに行こうとします。それはそれでよいことなのかもしれませんが、家族の負担は増します。介護に適した住まいを作るためのリフォームも考えていますが、工事をすることそのものがこれまた大変で、ここでもまた介護に適した住まい造りの大変さを身に染みて感じます。それでも今やっておけば、将来的には母の時に楽になるのでは、とも思っています。
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